肥満には、大きく分けて2つのタイプがあります。
まず「腸間膜」という腸を包んでいる薄い膜に脂肪がたまる「内臓脂肪型肥満」と、皮膚の下に脂肪がたまる「皮下脂肪型肥満」の二つです。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満に、「血中脂質」「血圧」「空腹時血統」の異常という「動脈硬化」の危険因子が複数重なった状態のこと。
動脈硬化は血管の内腔(ないくう)が狭くなることで、危険因子が軽度でも複数重なると、健康な人より動脈硬化が速く進み「心筋梗塞」「脳梗塞」などの命にかかわる病気を引き起こすリスクが非常に高くなります。
内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞から分泌される様々な物質のバランスが崩れます。
例えば、動脈硬化を抑える物質の分泌が減る一方で、血糖を消費させる「インスリン」というホルモンの働きを低下させる物質や、血圧を上げる物質の分泌が増えるのです。
その結果、血中脂質、血圧、血糖などの状態が悪化します。
どちらのタイプでも、肥満があると「睡眠時無呼吸症候群」が発症しやすくなったり、腰や膝の負担が増えて痛みなどが起こりやすくなります。
更に、脚の血流が滞って血液の塊である「血栓」が脚の血管にできて、それが肺に流れて命にかかわる病気を引き起こすこともある。
そのようなことから、肥満を改善することは非常に重要であるといえます。

